第73回 POWER OCEAN CUP 2010 東北・新潟ツアー 第1戦 田代・網地島 リザルト

開催日 タイトル 対象魚 場所
7月10日(土) 第73回東北・新潟ツアー第1戦 コチ・ヒラメ 田代・網地島

パワーオーシャンカップ東北・新潟ツアー第1戦

7月10日(土)、POWER OCEAN CUP 2010東北・新潟ツアー第1戦 田代・網地島が開催されました。フラットフィッシュ、ロックフィッシュともに魚影の濃さで定評のある田代・網地島。同場所での開催は約二年振り。そして、今回のターゲットは、こちらも二年振りとなる「フラットフィッシュ」。キーパーサイズ30cm以上のヒラメ、コチが対象となります。エントリーは総勢92名。プロスタッフは進藤プロ、畠山プロ、横田プロ、秋場プロ、村山プロが参加。
今年の東北太平洋側は、海水温が例年より低く、どの魚種も約一ヶ月近くシーズンが遅れている状況。6月に入り、ようやくフラットフィッシュが釣れ始め、ちょうど大会の頃にハイシーズンをむかえるという絶好のタイミングでの開催となりました。しかし、好釣果を期待したいところですが、大会前日の夜から朝にかけ大雨。当日は晴れたものの、強い西風がふき、大雨による川水の影響で濁りが強い状況。果たしてこの天候がどのように影響してくるのか、不安と期待が入り交じる朝となりました。
当日は網地島ラインフェリーをチャーター。AM6:00、石巻から田代島に向けて出航。思いのほかウネリが強く、船酔いする選手もチラホラ。約1時間後、ようやく大会本部となる田代島仁斗田港に到着。タックルチェックを終え、AM7:15に開幕宣言。約半数の選手が仁斗田港内に残り、残り半数が各々狙いを絞ったポイントへ移動していきました。基本的に田代島や網地島に渡った後はランガンスタイルとなるため、参加者のなかには自転車をフェリーに持ち込んで機動力を活かす選手もいました。
AM9:45、試合のカギを握る時間・・・田代島から網地島へ渡るフェリーの時間です。一度、網地島に渡ると帰着時間のPM2:00まで田代島には戻れません。勝敗を大きく左右する、勝負の分かれ道!田代島に残るのか?網地島に渡るのか?
田代島に残った選手は57名。網地島へ渡った選手は35名。果たしてどちらの選択が正しかったのか・・・。二島開催ならではのおもしろさがあります!
そして、待ちに待った検量。ウエイインした選手は92名中26名。ウエイイン率28.2%。内訳は、田代島が57名中20名、網地島が35名中6名のウエイイン。結果的に、田代島を選んだ選手達に分があったようでした。
優勝は、田代島大泊エリアを丹念に探った東北の雄、鹿野栄健氏がPOWER OCEAN CUP 2010東北・新潟ツアー開幕戦を見事制しました。

上位3名のTackle & Tactics

優勝 鹿野栄健

 

ロッド: 8’6”ミディアムヘビー・スピニングロッド / 9’0”ミディアム・スピニングロッド
ルアー: グラスミノーL(カラー:#111)[エコギア]+ジグヘッド14g
パワーシャッド5”(カラー:#169)[エコギア]+ジグヘッド14g
リグ&メソッド: 場所は田代島大泊。2本のスピニングタックルを用意し、14gジグヘッドリグのスイミングをメインパターンにした。グラスミノーL(カラー:#111)[エコギア]で1タックル、パワーシャッド5”(カラー:#169)[エコギア]で1タックル。
事前情報で2週間前くらいからシャローで釣れていることは知っていた。しかし、大会当日は釣り人のプレッシャーにより、シャローで釣るのは厳しいと判断。沖に沈むストラクチャーやブレイクをメインに狙った。
ロングキャストしたリグを一旦着底させ、ズル引きではなく底を切りながらスイミング。リーリング主体でアクションさせた。バイトはすぐに得られたものの、バイトが非常に小さくロッドに感じないこともあった。即アワセはせず、バイトした魚がルアーに違和感を感じ動いてからアワセたが、数尾の魚を掛けるも痛恨のバラシ。予想以上に食いが浅くランディングまで持ち込めない。そこで、フッキング率を上げるべくスピナーベイト用トレーラーフックを装着。それが見事にはまり、連続キャッチに成功。トータルで5本の魚をキャッチできた。
大会のキーとなったのは、まわりの人よりも遠投し、プレッシャーの少ない沖のエリアを探ることと、乗り切らないバイトに対してどう対処したかだと思う。ちなみに当日使ったラインは、メインラインPE#0.6+リーダー8lb。できる限り細いラインシステムでキャスティングディスタンスを稼いだ。

2位 佐藤雄一

 

ロッド: 9’6”・スピニングロッド×2本 / 8’3”・スピニングロッド
ルアー: グラスミノーL(カラー:#169)[エコギア]
リグ&メソッド: 場所は田代島番屋周辺。今日の勝負は上げ潮のタイミングでどう釣るか!だと思っていたので、自分が信じ切れる田代島番屋周辺のみの戦略を組んだ。大会当日は向かい風であったが、釣れると信じこのエリアで粘った。リグは1/2ozジグヘッドと1ozテキサス。ロングキャストし、着底後リフト&フォールで広範囲に探っていくパターン。大きな石など障害物があるときは、早めのリズムでストラクチャーの上にいるヒラメを狙い、次にスローなリズムでコチを狙った。狙う魚にあわせて誘いを変え、魚のつくであろう場所を丹念に探ることを心がけた。また、ロングキャストに重点を置いたタックルバランスにもこだわった。

3位 川村倫弘

 

ロッド: 8’6”・スピニングロッド / 9’0”・スピニングロッド
ルアー: グラスミノーL(カラー:#077)[エコギア]+イワシヘッド1/4oz-#1、同3/8oz-#1[エコギア]
リグ&メソッド: 場所は田代島大泊。朝一は、魚のバイトの強さを見るべくグラスミノーL(カラー:#077)[エコギア]+イワシヘッド1/4oz-#1[エコギア]でスローにチェック。バイトはあるもののショートバイト。予想していた通り、食い渋っていた。そこで、イワシヘッド3/8oz-#1とローテーションし、ブレイクが絡むポイントに移動して手返し良く探った結果、魚をとることができた。
パターンを早めに見極めることができたのが、好結果に繋がったのではないだろうか。釣り人のプレッシャーは無いほうが良いが、あまり気にせず、全体の状況から絞り込んでいったことが良かったのだと思う。

結果

順位氏名ウエイトポイント
1 鹿野 栄健 1600g 100
2 佐藤 雄一 1400g 98
3 川村 倫弘 1240g 96
4 戸澤 直彦 1240g 94
5 村山 忠善 1240g 92
6松本 俊彦1050g90
7小松 悟980g88
8伊藤 遼耶838g86
9内藤 智就836g84
10石川 清830g82
11早坂 健徳826g80
12渡辺 勇馬720g78
13武山 重之680g76
14結城 茂670g74
15橋本 久弥670g72
16関口 雅浩460g70
17武田 裕之450g68
17木村 仁450g68
19向井 英彦430g64
20松岡 有介400g62
21菅谷 憲太370g60
22五嶋 利明290g58
23羽田 泰280g56
24及川 修220g54
25加藤 悠真160g52
26佐藤 浩司130g50
 中嶋 康文 30
 小林 清 30
 佐々木 充行 30
 蛯原 隆也 30
 柳橋 正幸 30
 白井 佳一 30
 菅野 勝一 30
 菅野 亜衣 30
 石垣 宏保 30
 遠藤 辰太朗 30
 今野 智之 30
 東海 敬一 30
 守屋 知明 30
 阿部 陽一 30
 石川 淳也 30
 柳橋 克俊 30
 石川 裕哉 30
 稲葉 裕之 30
 小野寺 克弥 30
 木村 裕幸 30
 手代木 龍 30
 安藤 克宏 30
 鈴木 隆ノ介 30
 金森 淳 30
 千葉 正樹 30
 千葉 智弘 30
 西野 良介 30
 西野 圭 30
 荒屋敷 聖 30
 荒屋敷 望 30
 佐藤 竜一 30
 鈴木 克己 30
 小野寺 和美 30
 今野 勝和 30
 川島 浩平 30
 西條 順宣 30
 森本 正善 30
 相原 泰宏 30
 加藤 雅之 30
 佐藤 諒 30
 我妻 福彦 30
 添田 昇 30
 鈴木 豊和 30
 秋場 勇人 30
 横田 賢一 30
 佐々木 秀喜 30
 永山 徳朗 30
 蜂谷 雅人 30
 吉田 幸広 30
 志賀 康英 30
 佐々木 理恵 30
 阿部 寿彦 30
 今野 威典 30
 三浦 松一 30
 松本 章裕 30
 小野寺 和清 30
 土井 健禄 30
 鎌田 千里 30
 福田 正明 30
 伊藤 泰照 30
 田村 仁志 30
 尾形 慶紀 30
 杉浦 裕治 30
 進藤 偉美 30
 畠山 秀悦 30
 村山 栄宏 30