第82回 POWER OCEAN CUP 2012 北海道ツアー第1戦 函館ランガン リザルト

開催日 タイトル 対象魚 場所
5月13日(日) 第82回北海道ツアー第1戦 アイナメ・ソイ 函館ランガン

 5月13日(日)、第82回 POWER OCEAN CUP2012北海道ツアー in 函館ランガンが函館市緑の島の特設会場で開催されました。

 2年ぶりの復活となったこの大会は、北海道ロックフィッシュアングラーが待ちに待っていた一大イベントで、今年は全戦ランガン形式で行われます。
 初戦の舞台となる函館エリアはアイナメ・ソイ共に非常に実績が高く、50アップも期待できる好フィールド。エントリーは73名で、地元函館からエントリーしている新規参加者が非常に多い大会になりました。
10月のクラシック出場権を獲得できるのは各試合上位3名と、通算獲得ポイント上位5名という狭き門です。各選手はそれぞれ攻めるエリアを綿密にプラクティスして試合に臨んでいる様子で、開会式から緊張感の漂う雰囲気となりました。
 北海道プロスタッフは地元・函館から山本プロ。道央から上田プロ、半田プロ、柏木プロ、若井プロの計5名が集結。今年のツアーからはプロスタッフ枠が設けられ、プロスタッフだけの順位を発表されます。参加選手の皆さんととガチンコ対決することで「絶対に負けられない試合」という意識になり、プロスタッフもいつも以上に緊張した大会となりました。

GAME START

 開会式では大会委員長の小口より2年ぶりの大会開催にエントリーしていただいた選手に感謝の言葉が述べられました。続いて半田プロからレギュレーションの確認があり、今回からハードルアーが解禁されていることの確認をしました。
  タックルチェックを済ませた後、若井プロの合図でスタートフィッシング。多くの選手は大会本部のある緑の島から出てそれぞれのポイントへ走って行きましたが、一方で緑の島周辺を念入りに探る選手も見られ、試合開始直後からそれぞれの戦略が垣間見えました。 今年は春になっても冷え込みが強く大会当日も朝の気温はひとけた。事前情報では潮濁りと強風、冷え込みの厳しいマイナス条件が重なった影響で非常に食いが渋いとのことで、ウエイイン率が悪いのではないか?と心配されていました。果たして結果や如何に!?

検量受付開始

  そして、検量受付開始の正午を迎え、ウエイインをする選手が続々と戻ってきました。帰着締め切りの午後1時までにリミットフィッシュを持ち込んだ選手は32名。1名が同日に開催されていた桜まつりの渋滞に巻き込まれて9分の遅刻で450gのペナルティを課される一幕もありましたが、参加選手全員が無事帰着。

優勝 佐藤伸

優勝は地元・函館からエントリーの佐藤伸氏。45cmのアブラコを含むグッドサイズのアブラコ3尾を揃えリミットメイク。総重量2,850gを釣り上げ、2位と220g差で見事優勝に輝きました。

コメント:場所は森港(新川漁港側)の旧港に絞りました。使用ルアーはロッククロー2"

(036:プラム スモールグリーンFlk.)を10.5gテキサスリグにセットし、ロックフィッシュボトムTR RBT610MSと組み合わせて使用。なるべくアクションをかけないようにボトムずる引きしてアブラコをキャッチしました。また、風が強かったのでロッドを下にむけバイトを取りやすくして、同じ場所で粘り続けた事がリミットメイクにつながりました。
ロッド&リグ: ロックフィッシュボトムTR TR610MS 10.5gテキサス

準優勝 山田雄大

準優勝は同じく3匹のアブラコ、2,630gでフィニッシュした、北斗市から参戦の山田雄大氏。

コメント:プラは2週の間に4回実施し、当日も水温と濁りをチェックして釣り場に入った結果、全部で6本の魚をキャッチして入替もできました。クリアウォーターが苦手なので潮濁りを期待していましたが、大会前に雨が降って期待通りの展開に。釣り方は得意なライトリグ(7gシンカー+オフセットフック)にグラスミノーM

(277:チャートリュースシャイナー)をセットし、丁寧なズル引きで魚を獲りました。
ロッド&リグ: 7' スピニングロッド 7gテキサス
6'4" スピニングロッド ネイルシンカー

3位 甲谷辰徳

3位にはアブラコ2本ながら、50cm・1,520gのビッグサイズを持ち込んだ、甲谷辰徳氏が4位と100g差で表彰台に登りました。

コメント:元々は遠投パターンで沖の沈み根を狙う予定でしたが、強風のため風を避けられる外側の堤防から軽め5g、7gテキサスでネチネチと底を探って釣りました。ビッグフィッシュは舟道を狙ってキャストした7gジグヘッド+エコギア アクア ミルフル3"

(A05:ナチュラルウォーターメロン ブラックFlk.)でキャッチ。バイトは強めに出たので向こう合わせで釣りました。
ロッド&リグ: 6'10" スピニングロッド 7gジグヘッド
7'3" スピニングロッド 14gテキサス

 プロスタッフは地元をホームグラウンドにする山本重明プロがアブラコ2本・2,040gを持ち込み9位入賞。若井プロが21位、柏木プロが24位という結果となりました。やや苦戦といえる結果かも知れませんが、2年ぶりの真剣勝負、しかもツアー戦ということで、プロスタッフにとってもやりがいのある大会だったようで、次戦での巻き返しを誓っていました。

総評

 表彰式では、入賞したプロスタッフへインタビュー形式のロックフィッシュセミナーが行なわれました。
 天気はよかったものの、状況的には悪条件が重なった中で開催された今大会でしたが、リミットメイクが8名、ウエイインが32名(約44%)と、北海道ロックフィッシャーマンの実力をいかんなく発揮していただいた大会となりました。

結果

氏名ROCK FISH BIG(cm)重量総重量ポイント
1佐藤 伸アブ345.0 1,1102,850100
2山田 雄大アブ343.5 1,0002,63098
3甲谷 辰徳 アブ250.0 1,5202,52096
4佐野 大地アブ250.0 1,5702,42094
5川村 忠弘アブ343.51,0102,33092
6駒谷 賢アブ342.58602,30090
7石澤 卓アブ341.0 8602,18088
8泉谷 功アブ248.0 1,3102,04086
9山本 重明アブ244.0 1,0302,04086
10安田 倫章アブ244.0 1,1601,96082
11駒谷 貴代隆アブ243.0 9301,92080
12宮島 達也アブ242.51,1301,75078
13佐賀 正教アブ247.0 1,4901,69076
14蒔田 和稔 アブ2 ソイ141.0 8901,65074
15山田 智則アブ148.0  1,37072
16渡邉 誠人アブ241.58401,24070
17経田 知樹アブ238.0 6501,20068
18大導寺 祐輔 アブ1 ソイ142.0 9501,15066
19中島 孝介アブ143.5 1,10064
20大導寺 美佐アブ142.0  94062
21野田 侑史アブ233.541075060
22若井 章弘アブ139.0  74058
23土方 康充アブ138.5 71056
24柏木 雅一アブ136.5 67054
25藤田 真司ソイ1 ガヤ123.525046052
26中村 允俊ソイ1 ガヤ124.0 28045050
27高畠 邦宏アブ132.5044048
28吉田 拓磨アブ240.586043046
29下山  誠アブ132.0  40044
30五福 公人アブ132.0  39042
31佐々木 雅敏アブ127.5 24040
32松岡 諭アブ233.0 39013038
33竹田 淳二  0030
34岩見 友弘  0030
35山田 貴文  0030
36荒木 孝  0030
37小山内 薫  0030
38高橋 智之  0030
39上田 正義  0030
40宇留間 巌憲  0030
41三上 顕太  0030
42小林 良稚  0030
43佐藤 太一  0030
44橋本 憲之  0030
45中津 拓郎  0030
46福田 和起  0030
47高 和矢  0030
48佐々木 力輝  0030
49土屋 秀敏  0030
50中川 順貴  0030
51中川 悠衣  0030
52甲谷 真貴子  0 30
53石橋 弘章  0030
54大谷 重晴  0030
55高谷 学  0030
56宮島 淳  0030
57山口 隆  0030
58楢山 明央  0030
59玉川 正人  0030
60河越 祥太  0030
61小林 章  0030
62只野 勝人  0030
63吉田 秀美  0030
64清田 泰夫  0030
65谷嶋 秀一  0030
66泉 賢太郎  0030
67中山 剛  0030
68上田 仁之  0030
69半田 義博  0030
70宮崎 将輝  0030
71鈴木 渉太  0030
72兼田 大資  0030
73西川 貴法  0030